« 徳川家康と知多半島(その33:水野忠分と心月斎) | トップページ | 芦屋から有馬へ »

2008.11.27

徳川家康と知多半島(番外:曹洞宗心月斎の晋山式)

先日、くしくも心月斎にて参列した晋山式。初めての経験で、お寺のなかで、ずっと座っていたのも、久しぶりである。

晋山式とは、そのお寺が新しい住職を迎える、いわば住職交代の儀式である。それは、大体以下のとおりで、稚児行列はオプションかもしれない。なお、禅宗では、和尚さんを普段方丈にいるので方丈さんというが、新命方丈さんは新しく任命された和尚さんのことである。

<お稚児さんは本堂にも入ってくる>

Chigo

・三門法語  新命方丈さんが三門に到着、香をおたきになり、ご自身の見識を述べる

・大擂上殿  太鼓がとどろく中を本堂に入る

・仏殿法語  ご本尊様に対する新任のご挨拶
・土地堂法語 仏法の守り神である招宝七郎大権修理菩薩様の御前で、このお寺の繁栄と檀信徒の家内安全、子孫長久祈る

・祖堂法語 達磨大師へ法語
・開山堂法語 高祖道元禅師様・太祖瑩山禅師様・このお寺の御開山様・歴代住職へ法語
・拠室(こしつ) 新命方丈さんは初めてご自身の方丈の間に入る
・視篆(じてん) お寺に伝わる数々の印鑑を確かめる儀式

・空座問訊(くうざもんじん)  

・新命上殿  新命方丈さん、太鼓がとどろく中を本堂へ

・伝衣搭著(でんえとうじゃく)  御開山以来伝わる衣を着る

・新命登座  新命方丈さんは須弥壇上に登座

・拈香 

・ 問訊  問答に先立ち、問答の開始をお願いするお拝を行う

・白槌(びゃくつい)  白槌師さんが槌砧を打って問答開始を宣言

・垂語(すいご)   新命方丈さんは話のきっかけとなる言葉を述べて大衆を誘い、ここに大問答が開始される 

・問答

・拈香・結語

問答は、少し面白いものがあったのだが、 ある住職によれば、「禅問答等の重要性は勿論ですが、行持をご祖師方と同じく行うことができるということが何よりの幸せ」ということだそうだ。

(上記は曹洞宗のHPを参考に書いているので、当日概ねその通りであったように記憶するが、一部変わっていたかもしれない。当日は晋山開堂以外に、法戦式もあった)

<おでこにしるしを書いて無病息災>

Chigo2

なお、法戦式は、文字通り、問答を戦わせるものである。法戦式を取り仕切るのは、首座(しょそ)の役割で、首座とは修行僧の先頭に立つ役職である。首座は、和尚さんに代わって、問答をリードする。

和尚さんから、杖を受け取り、それで問答を展開していくのだが、今回首座の役を務めた僧は、音楽大学でチェロの演奏をしたいたという若いお坊さんである。音楽大学を出て、さらに仏教系の大学に入ったというのだから、たいしたもの。今でも、チェロなどを演奏しているのだろうか。それは、さておき。

これは、お釈迦様が霊鷲山においてお弟子の迦葉尊者にご自分の席を半分ゆずって説法を許されたという故事にならったものだそうだ。

(その問答の様子は、上記をクリックすれば、聞くことができます。)

参考サイト:

曹洞禅ネット http://www.sotozen-net.or.jp/

|

« 徳川家康と知多半島(その33:水野忠分と心月斎) | トップページ | 芦屋から有馬へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84760/43241030

この記事へのトラックバック一覧です: 徳川家康と知多半島(番外:曹洞宗心月斎の晋山式):

« 徳川家康と知多半島(その33:水野忠分と心月斎) | トップページ | 芦屋から有馬へ »