松ヶ崎城の植樹
松ヶ崎城の植樹が2月11日には、柏ロータリークラブにより行われた。さらに、2月28日には手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会と柏市がタイアップして、植樹を市民の「里親制度」によって行うことになっている。この「里親制度」は、植樹サポーター制度であり、市民が一人2千円を出して、集団で苗木を購入し、買った苗木を植えて市に寄贈するというもの。
ロータリークラブの方の植樹には、この間行ってきたが、作業はボーイスカウトが形式上行ったのであるが、実際の植え付けには園芸のプロの技術が必要であった。それで造園会社か何かの人が最後は面倒見ていたようである。ボーイスカウトは、チーバ君の着ぐるみが来ていると、滅茶苦茶する子がいるのは困ったもんだが、植樹とは何かを知ったことも含めて、良い経験をしたかもしれない。
ロータリークラブの植樹では、柏市長の秋山浩保さんをはじめ、わが松ヶ崎城の会の川上会長代行が来賓で、あと柏市役所の文化課からは課長や学芸員のおなじみの面々が来ていた。小生は写真を撮りに来ただけであるのに、ロータリークラブ会長や柏市長の秋山さんとも、名刺交換をした。
われわれにとっては、今度の28日の方が本番。見学会をあわせてやることになっていて、そのために資料を増刷したり、いろいろある。植樹は河津桜を50本ほど植えるのだが、桜の中でも丈夫な品種とのことで、2,3年後には花を咲かせるらしい。シンボルツリーを将来的は植えるのだが、そちらはまだ何を植えるか決まっていない。昔の植生なら、松なのだが。大きな松二本と桜では変だろうか。柏市だから、柏? 専門家に考えてほしいが、なぜか植樹も柏市の文化課が担当、松ヶ崎城の会も歴史系というのか、少なくとも植物に詳しい人の集まりではない。
城の保存でも、自然環境も絡むのに、なぜか自然保護団体は何も言ってこない。多分、遺跡は別物というか、こちらからの接点も少なかったと思う。城の保存で何か言ってくるのは、文化財関連、歴史系の人だけだ。例のおととしの騒動でも、真っ先に声をあげたのは松ヶ崎城の会と文化財保護委員のIさんで、すぐに千葉城郭研究会、千葉歴史学会に話が伝わり、同時に文化財保護全国協議会も動いたようだ。
それはともかく、今度の市民の「里親」による植樹祭では、小生も設営の指揮やら、事後もいろいろやることになっているので、準備をきちんとしておきたい。
<ロータリークラブの植樹での柏秋山市長>
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