倉敷の街も雛祭りムード
雛祭りが近いため、2月の終わりから倉敷の街も雛祭りムードになっている。
今まで一度しか乗ったことのない水島臨海鉄道に再び乗れば、電車の先頭のプレートが雛人形の絵柄であり、中にも子供さんの雛人形の折り紙が飾ってあった。
倉敷の街中、商店の店先などの色々なところに雛飾りがある。 えびす通り商店街の鶴形山に近いところにあるレトロなたばこケースのある商店にも小さな雛人形が飾ってあった。また繭玉と一緒に透明なアクリル板か何かのなかに雛人形の絵を埋め込んだものも、商店の脇にあった。
倉敷の美観地区の中ではないが、比較的近い場所にある喫茶店に時々行くが、そこでいつも同じ種類のコーヒーばかり飲んでいる。 自分の注文するものは、お店の方でも分かっているはずだが、一応注文は聞いてくる。
お客さんが作ったという切り絵の猫の前に何かあり、自分は目が悪いので何か聞いてみると、若い女店主は「お雛様」という。 そこで写真を撮らせてもらった。
この雛人形は向かって右が男雛になっているが、最近よく見かける雛飾りは大抵男雛が向かって左になっているのに気付いた。 今は自分の家では雛人形は飾らないが、子供のころの記憶では向かって右が男雛ではなかったか。
女店主に「向かって右が男雛になっているけど」というと、「私間違っていましたか」という。
「いいえ、あなたが正しいです」
デパートの雛人形の展示も皆向かって左が男雛。 ほかの店先にあるのもほとんどが同様であったが、ある商店の店先にあった戦前の古い雛人形は向かって右が男雛になっていた。
大橋家住宅なら、古い雛人形が飾ってあるかもしれない。 そう思って大橋家住宅に入ると、はたして江戸時代や明治のころの雛人形があり、どれも向かって右が男雛という飾り方であった。
床の間にある立ち雛の額も、向かって右が男雛である。
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